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中小SES企業時代の売上(単価)から年収比率を計算してみた

SES企業の契約は様々ですが、単価額が設定されていることが多いです。

派遣会社ではマージン率が公開されており、単価からおおよその収入が分かりますが、SES企業では公開されていないため難しいです。

中小規模のSES企業の場合、どの程度の割合が収入になっているのか、実際の年収から計算をしました。

多くの条件があるため、すべての方に一致することは無いですが、概算計算で「52%」が年収となっています。

このような方向け

  • 単価からどの程度の年収になるか参考値が欲しい方
  • 企業情報からおおよその年収目安が知りたい方

書いた人の経歴

中小規模のSES企業で約20年勤務をしたのち、同業種の別会社に転職。SES企業時代は客先常駐が主で、顧客折衝や契約(単価)についても経験あり。

割合について

収入に対しては税金や交通費など、かなり計算が面倒になります。

その為、細かい部分は省いた概算になっています。

計算方法

年収 ÷(時間単価 × 月勤務時間 × 12か月) = 割合(%)

に当てはめました。

500万 ÷ (5000 × 160時間 × 12か月) = 52(%)

単価も月の勤務時間も丸め込んだ値となっています。

ちなみに、単価5000円は常駐先のチームの管理役、また直接常駐先の人と話す立場になれば普通の金額になります。

個人差がかなりある(手当等)

年収には色々な手当てが含まれており、それによって大きく変わってきます。

役職手当や家族手当等です。

また、常時残業するような職場なら、その金額は年収に大きく影響しているはずです。

色々な要素を考慮すると、50%前後が現実的な値になると思われます

会社情報から算出(一人当たりの売上高)

年収から計算をした結果の他に、会社情報からも計算をしてみます。

明記していない会社も多いですが、ホームページの企業概要に売上高と社員数を記載している会社があります。

SES企業では、基本的に社員を外部に出して売り上げを上げているため、単純計算ですが社員一人当たりの売上高を出すことが出来ます。

 「売上高 ÷ 社員数」

当然、経理など直接的な売り上げを上げていない方も居ますが、細かい点は考慮外にしています。

IT関連のサービス業(受託開発ソフトウェア業)では人件費が約51%程度らしいので、1000万の場合は510万になります。

当然、ここから経費が色々と差し引かれるため、実際には500万を切る金額になると想定されます。

さいごに(中小SES企業の年収割合)

中小SES企業に勤めていた時代の単価(売上高)と年収から、割合を計算しました。

私の場合は役「52%」となりましたが、SES企業としては平均的な値だと考えています。

1点注意が必要なことは、私は約20年勤めてこの金額だったという点です。

中小SES企業の場合は、入社後すぐにこの値段を貰えるか、というと難しいと思われますので注意ください。

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