40台で転職を考えた際、どの転職エージェントを利用すればいいのか。
転職したい業種を専門にしたエージェントか、総合的に扱っている大手のエージェントのどちらを選べばいいのか。
結論から記載すると、総合的な求人を扱う大手エージェントを1社、目的の業種を専門で扱うエージェント1社の計2社以上を登録すべきです。
ここではインフラエンジニアの私が実際に登録した大手の「パソナキャリア」について記載します。
このような方向け
- 「パソナキャリア」を利用して転職活動をした人の感想を知りたい方
- 40代で転職を考えている方
書いた人の経歴
中小規模のSES企業にて約20年間働いたのち、同じIT業界の派遣(無期雇用)に転職。テストからテスト設計、サーバ系の運用保守から設計まで様々な会社を転々としながら経験を積んできました。
40代で登録すべき転職エージェント
40代の転職で登録すべきエージェントは以下になります。
登録するエージェント
- 総合的な業種の求人を扱う大手の転職エージェントを1社以上
- 特定の業種に特化した求人を扱う専門的なエージェントを1社以上
- 上記2社を含んだ合計3社
大きな理由としては、扱う求人自体が異なるためです。
ただし、大手だけに登録をした場合は重複する案件が多くなりますし、業種に特化した専門的なエージェントのみに登録した場合も同様です。
その為、大手を1社、専門を1社をおススメします。
また、40代となると現在の仕事が忙しく、転職活動を行う時間も限られています。
そのため、多くても3社程度が時間的に限界になります。
大手の転職エージェント
大手の転職エージェントはテレビCMで流れているような転職エージェントです。
多くの業種の求人情報を扱っており、求人情報数もかなりの件数です。
当然、インフラエンジニア、IT業界の求人も多く、誰もが知っている企業の求人もあります。
同じように見えてもそれぞれに特色があり、求人情報を全て検索、閲覧できるエージェントと、紹介出来る求人のみをエージェント側が選定して閲覧させてくれる2つのパターンがあります。
IT業界に特化した転職エージェント
目的の業種に特化した専門的なエージェントです。
テレビ等で宣伝をすることが無いため、知名度はそれほどないですが、ネットで検索すると相当数を見つけることができます。
IT業界に特化した専門エージェントも数多くあります。
その業界についての知識が豊富な方が担当になるため、希望する働き方、業務内容とのミスマッチを避けることが出来ます。
扱っている求人数や企業規模は様々ですが、大企業から中小企業で幅広くなっています。
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実際に登録する転職エージェント数
仕事をしながら転職活動を行う場合は、3つ位が限界です。
その中に、大手の転職エージェント1社、業種に特化した専門エージェント1社は含めておいた方が良いです。
扱っている求人が各転職エージェントで異なるため、できるだけ多くの求人を確認するためです。
また、登録エージェントが3つなのは、エージェント側との打ち合わせや日々送られてくる求人情報が大量になり過ぎ、現在の仕事や求人の企業調査等を行う時間が無くなるためです。
実際に利用したパソナキャリアについて
転職を考えたり、実際に転職活動を行った方は知っている位、大手の転職エージェントになります。
登録方法については一般的な転職エージェントと同様です。
登録手順
- パソナキャリアのサイトから専用フォームを使用して登録
- 履歴書、経歴書の作成
- エージェント側との面談
登録が完了後、エージェント側で求人の精査を行い、希望に沿った転職先、求人を紹介してくれます。
紹介された求人は、個人向けに作られた専用サイトで閲覧が可能です。
パスなキャリアはエージェント側が選定した求人情報のみを閲覧できる形式です。
もしも、求人内容が自分の希望するような内容ではなかった場合は、エージェント側へ連絡をしましょう。
また、どのエージェントでも同じことが言えますが、登録の際に重要なのは「エージェント側との面談」です。
色々な転職理由があると思いますが、ここでは本音で話することが必要です。
年収、人間関係、仕事内容、社風など、これだけは譲れない、これは譲歩できるなど。
本音で話した方が、自分の希望に合った企業を紹介、出会える可能性が格段に上がります。
「パソナキャリア」の詳細や申し込み
40才台が働きながらパソナキャリアを利用してみた感想
40代のインフラエンジニアの私が転職活動のために登録をしました。
仕事を継続した状態での転職活動だったため、空いている時間は定時後か土日です。
登録した際の面談はある程度の時間が必要になるため、スマホからリモートで定時後に行いました。
帰宅する時間も、静かな会議室もなかったため、出来る限り静かな場所を探して外で面談をしました。
家や、落ち着いて話を出来る場所での面談を行うことを当然おススメしますが、難しい場合は外で話すことも可能でした。
実際に利用してみて、パソナキャリアの特色、他の大手エージェントと違いを感じた点は以下になります。
他転職エージェントの違い
- 連絡手段(電話/メール)
- 紹介企業
- 企業面接前のアドバイス
- 書類選考通過率と内定率
連絡手段(電話/メール)
「パソナキャリア」は電話で連絡してくれる事が多かったです。
その為、求人にエントリーした後の書類選考通過や面接の調整など重要な連絡が発生した場合はメールでも連絡を貰えますが、就業時間中に電話連絡が来ます。
職場に電話を持ち込むことが出来ない、電話に出ることが難しい場合は予めエージェント側に伝えましょう。
紹介企業
IT業界への転職活動を行った際の紹介企業ですが、SESや派遣系など、客先常駐が多かったですが、それ以外の自社勤務の求人もある程度紹介されました。
自社勤務の求人の場合は、40台となれば管理+技術の両方が求められるため、かなりハードルは高いです。
想定年収もかなり高額でした。
SESや派遣等、客先常駐を辞めたいという理由で転職を行う方は、エージェントの面談でそのことを先に伝えておきましょう。
自社勤務の求人を多く紹介してくれるはずです。
企業面接前のアドバイス
面接企業を担当する営業の方から、面接形式や雰囲気など面談通過のためのアドバイスを多くもらえる
企業毎に担当をしているエージェントが在籍しており、その企業の面接の特徴なども情報を貰えることが出来ます。
どのような雰囲気で面談が進むことが多い、など。
これは他の大手転職エージェントとは大きく異なる点です。
求人を紹介してくれる担当の方ではなく、面接を行う企業を担当する営業の方から連絡、アドバイスを貰うことが出来ます。
その為、書類選考は通るが、面接で落ちることが多いと感じている方におススメできます。
また、企業的に現在の自身の経歴ではどの程度の年収が一般的、可能性があるか、等も聞くことが出来たため、面接時に必ず聞かれる希望年収についても事前に折り合いがつく値段を考えておくことが出来ました。
書類選考通過率と内定率
紹介していただいた企業への応募や、転職先としてSESや派遣を候補に入れた状態で、書類選考を通過する確率は想定よりも高くなりました。
確率的には30%位です。
最終的にパソナキャリアを利用した転職活動で2社からの内定が出ました。
書類選考を通過した、面接を行った企業が4社だったため、確率でいうと50%になりました。
客先常駐以外の求人、いわゆる社内SEやメーカーのSE関連は書類選考に通過しませんでした。
40代でメーカーの選考を通過するには、プロジェクトマネージャー等の経歴が無いと難しいと考えられます。
転職先入社後について
eラーニングが1年無料
eラーニングが1年間無料で受講できる
パソナキャリアを利用して転職、入社すると、BeneAcademyのeラーニングが1年間無料で受講することが出来ます。
内容はヒューマンスキルに関する講義が多くなっています。
仕事に特化した自己啓発は多くの人がしていますが、ヒューマンスキルの研修を個人で受ける人はほぼ居ないです。
その為、このような内容の講義を無料で受講できるのは有難いですね。
定期的に状況確認メールが来る
入社後、定期的に状況の確認メールが来ます。
仕事で問題が無いか、困っていることが無いか等です。
転職してある程度の期間過ぎるまではなかなか慣れずに苦労すると思いますので、困ったことがあれば相談してみても良いと思います。
多くの転職者を見てきているので、良いアドバイスを得られる可能性があります。
最後に(パソナキャリアはおススメできる)
40代の転職活動は難しいと多くのサイトで記載されています。
しかし、IT業界で働き方を限定しない場合は内定をもらうことが出来ます。
仕事をしながら転職活動を行う方が多いと思いますので、転職を考えている方は3社程度の転職エージェントに登録しましょう。
その中に大手エージェントを1社、特化した専門的なエージェントを1社含めると多くの求人情報を参照できるます。
私は「パソナキャリア」を登録しましたが、40代でも複数の希望の業務内容にマッチした求人を紹介されたため、おススメします。
「パソナキャリア」の詳細や申し込み