IT業界で働いていくためには常に勉強が必要です。
資格を取るときだけ、初めての仕事をする最初だけ、慣れてくれば経験で仕事が出来ると思っていると長く働き続けることはできません。
理由は簡単で、資格にも有効期限があり、維持するためには継続的に受験をし直す必要があるためです。
また、同じ仕事でも立場によって求められる知識も異なるため、その立場にあった勉強が必要になります。
このような方向け
- これからIT業界に就職、転職される方
- IT系の資格取得を考えている方
書いた人の経歴
中小規模のSES企業にて約20年間働いたのち、同じIT業界の派遣(無期雇用)に転職。テストからテスト設計、サーバ系の運用保守から設計まで様々な会社を転々としながら経験を積んできました。SES企業の現実、良い点も悪い点も経験済です。
常に勉強が必要な理由
常に勉強が必要な主な理由としては以下となります。
勉強が必要な理由
- IT系の資格には有効期限が設定されている
- 同じ仕事でも立場によって必要な知識は異なる
- 新しい技術がすぐに出てくる
IT系の資格には有効期限が設定されている
IT系の資格は数多くありますが、有効期限が設定されているものが多くあります。
ネットワーク系の資格であるCISCOのCCNAなどは3年間になりますし、人気のAWSの資格も3年間となっています。
有効期限が過ぎる前に再度受験して合格する必要があります。
関係する仕事をしていても、やはり試験を受ける際には勉強しないとなかなか合格は難しいと考えています。
同じ仕事でも立場によって必要な知識は異なる
私の様な転々とする仕事ではなく、ずっと同じ会社で同じ仕事をしていても、やはり勉強が必要になります。
チームの中での立ち位置や役職が上がると、管理系の仕事も増えてくるためです。
社外の人と話す機会も増えてきますし、社内で色々と報告事項も増えてくるはずです。
コミュニケーション能力や、説明するための業務に対する深い理解など、技術的な知識以外の勉強も必要になります。
新しい技術がすぐに出てくる
移り変わりが早い業界のため、新しい技術に対する勉強が必要になります。
AWSやAzureなどのクラウドも比較的新しい分野ですが、すでに多くの会社が取り入れつつありますし、今後も多くの会社が新しい技術を使うと考えています。
そのような会社で仕事をする場合は、当然勉強は必要になります。
昔の知識のまま、仕事をしている方も居ていますが、システムを停止することが難しい、ごく一部の仕事のみになります。
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知っておいてほしい事(お金と時間がかかる)
IT業界で仕事をするためには常に勉強が必要、つまり、勉強する時間を作り出し、資格の更新をするお金が必要になります。
知っておいてほしいポイント
- 資格の取得にはお金がかかる
- 勉強することに慣れておく必要がある
資格の取得にはお金がかかる
資格の受験をしたことがある方は知っていると思いますが、IT系の試験は受験量がかなり高いです。
最初の受験の際は、会社が負担してくれることもありますが、2回目の更新の為の受験の場合は出してくれないことが多いです。
そのため、更新受験の場合は自費ということです。
自身のキャリアの中で、不要と思える資格は更新する必要が無いですが、仕事内容に沿っている資格や、難易度の高い資格については更新した方が後々役に立つと考えています。
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勉強することに慣れておく必要がある
有効期限の記載をしましたが、更新する場合は数件毎に受験が必要です。
数年ぶりに勉強をした場合、時間を作る必要があるため、生活リズムを変える必要があります。
また、なかなか勉強に身が入らないことが多く、想定外に時間がかかってしまう事があります。
そうならないためにも、勉強することに慣れておく、習慣付けしておく必要があります。
資格取得が出来たため勉強を止める、ではなく、別の勉強を始めて、生活リズムの中に勉強時間をずっと置いておいた方が良いです。
その時に、興味のある、必要がある技術が無い場合は、別にIT系の勉強ではなく、趣味の勉強でもいいと思っています。
さいごに(IT業界では常に勉強が必要)
IT業界は専門職、技術職の一つのため、常に勉強が必要です。
一度勉強して覚えたから、その知識だけでずっと仕事をして行ける、という考えは止めておいた方が良いです。
同じ職場、同じ仕事でも立場によって求められる知識や技術は異なりますし、新しい技術が常に開発されている業界の為です。
逆に考えると、勉強することが明確になっている分、楽という考え方もできます。
これからこの業界に入ろうと思っている方は知っておいた方が良い事だと思います。
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