転職

SES企業へ就職する場合、中小規模より大規模の会社を選んだ方がよい

転職活動でIT業界への転職を考えている方も多いと思います。

会社を選ぶ基準には色々とありますが、会社規模も一つの要素に入れることをおススメします。

具体的には社員数です。

何人からが大企業になるか、業種により色々と基準がありますが、300人以上を一つの基準と考えて良いと思います。

社員数が多い会社を選ぶ基準の一つにする理由ですが、持っている仕事の種類が多い可能性が高いためです。

このような方向け

  • IT業界への転職で、会社選びに迷っている方
  • 小さなSES企業への内定が出たが、迷っている方

書いた人の経歴

中小規模のSES企業で約20年働いた後、同じIT業界内で転職。SES企業時代は客先常駐での働き方が主で、SESの良い点も悪い点も知っています。

中小規模のSES企業を避ける理由

一つの技術に特化した仕事をしたいと考えていない限り、中小規模のSES企業は避けた方が良いです。

大きな理由は、仕事の種類が少ないという点です。

何かの製品のテスト、品質評価等しか仕事が無い等です。

短い期間で考えると、多くの会社で似た仕事を行ってきたため、その技術に対しては特化した知識を持っていると判断され、プラスになるように考えてしまいます。

しかし、長い目で見ると、それだけしか出来ない人になってしまいます。

その特化した技術が残れば問題ないのですが、IT技術は日々進んでいるため、知識を生かせる仕事が無くなる可能性もあります。

そのため、5年後、10年後を考え、仕事の内容を選ぶことが出来る会社、色々な経験を積むことが出来る会社を選んだ方が良いです。

大規模のSES企業を選ぶ理由

規模の大きい会社は、それだけ仕事の種類が多いです。

種類が多ければ、テストから開発や、監視から運用等スキルアップが可能です。

もし、特化した技術のみの会社であったとしても、多くの人を一つの仕事(案件)に入れている可能性が高いです。

人数が多くなると、テスト実施、テスト作成、テスト設計、チーム管理など様々な工程の経験ができます

仕事の経験、幅を広げることで選択肢が増え、長く仕事を続けることができます。

チーム体制の為、未経験者でも安心できる

SESは基本的に複数人のチーム単位で仕事をします。

そのため、未経験の仕事内容でも知識を持った方がチーム内に居ることが多く、安心できます。

同じ会社の人がチーム内に居る、ということはそれだけで安心感が増します。

また、多くのSES企業はその名の通りSES契約で仕事をしています。

SES契約はざっくりと書くと、作業時間でお金が発生、成果品に対する責任は無し、作業指示は自社から、となっています。

「作業指示は自社」は、常駐している会社から直接作業者に指示を出すことが出来ず、技術者が在籍している会社を通す必要があるということです。

具体的には、チームの管理者が指示を受け、チーム内の技術者に伝える、という流れが一般的です。

ただし、中小規模のSES企業の場合は、少ない人数でチームが構成、また最悪の場合は一人で常駐など、チームの管理者も作業者も関係なく常駐先から直接指示が出る場合があります

さいごに(SESは出来るだけ大規模企業を選ぶこと)

この仕事をしてみたい、という目的が無い限り、中小規模のSES企業はお勧めしません。

また、その目的の仕事は本当にその会社でしか出来ないのか、も含め考えてみることが必要です。

IT業界未経験からの転職や、小さいSES企業への転職を決めかねている方には、仕事の種類が多く、自社内でスキルアップが出来る大規模のSES企業を会社選びの基準の一つに入れることをおススメします。

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