転職理由の理由の一つとして職場の人間関係があります。
一度歯車がずれてしまった人間関係はなかなか修復が難しいです。
それが一緒に業務を行う上司なら尚更辛いと思います。
自社内業務でもSESや派遣の客先常駐でも同じですが、異動願いを出したところで直ぐには対応して貰えないですよね。
思いつく対策やネットで書かれている方法を試してみたけど改善できなく、もう無理となると転職を考える方も多いと思います。
私も転職を行った理由の一つに人間関係がありました。
このような方向け
- 会社を辞めたいほど人間関係に悩んでいる方
- 人間関係を上司に相談しても改善されない方
書いた人の紹介
中小規模のSES企業にて約20年間働いたのち、別のIT会社に転職。長い間この業界で働いているため、転職する際に考えること、見ておくポイントなどを紹介します。
人間関係が理由と伝えると
退職理由として会社へ人間関係と伝えた場合、どこでも一緒と言われることがあります。
「次の職場でも同じになる可能性もあるし、その度に辞めるの?」
「もっと悪い環境になる可能性もあるよ」
「同じ客先に行っている人は大丈夫だから頑張って」
などです。
しかし、「人間関係」が原因である場合は、その原因となっている人と離れることで改善されます。
その人は転職先にはいないため、当然です。
職場環境が悪い、年収が下がる、仕事内容が合わない、などは環境が悪くなる可能性はありますが、「人間関係」については確実にリセットできます。
もしも退職を会社へ切り出すほど人間関係が悪化している場合、現在のキャリア(年収や社内での立場)を手放しても辞めたい場合は、何を言われても自分自身の決断を突き通した方が良いです。
人の考え方や性格はすぐに変えることは出来ませんし、人間関係が原因で心の病気になると、その後に大きな影響が出ますので。
残念な話ですが会社は個人を守ってくれません。
自分自身を守ってあげれるのは自分自身だけです。
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退職する際に相談する人、相談しない人
(相談する人)結婚している場合は配偶者
疲れ切っているときは冷静な判断が難しいです。
その為、転職を考えた際に話を聞いてくれる人が必要ですよね。
まず、結婚している場合は配偶者です。
転職は実際の生活に大きく影響しますし、もしも心の病気になると生活は転職以上に大きな影響が出てしまいます。
真面目な人ほど自分が支えないと、と配偶者にも気を使っている傾向がありますが、家族の大きな分岐点になりますので本音で向かい合って話しましょう。
(相談する人)転職エージェント
その次は転職エージェントです。
結婚されていない場合は、最初が転職エージェントになると考えています。
転職を行う際に、転職エージェントを利用することは必須になります。
登録後、面談があるのですが、そこで転職理由として人間関係、職場環境なども話すようにしましょう。
多くの転職者の話を聞いてきているため、適切なアドバイスをしてくれると思います。
転職エージェントも仕事だから、アドバイスなんて信用できるの?と思う方もいるでしょう。
仕事だからこそ冷静な現実的でドライなアドバイスがもらえます。
また、転職エージェントは基本的に無料なので複数登録を行い、各転職エージェントに相談してみるのが良いです。
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(相談しない方がよい人)友人
逆に辞めておいた方が良いのは友人です。
実際に転職をした経験がある友人の場合、その人が転職に成功していれば勧めますし、失敗していれば辞めた方がいいと言われるからです。
転職経験が無い友人の場合は、相談しても当然良いアドバイスはもらえないでしょう。
(相談しない方が良い人)両親
こちらは色々な家庭環境があるため、どちらとも言いにくいです。
ただ、年代にもよるとおもいます。
まだ、両親が現役で働いている場合は、相談しても良いと考えています。
しかし、もう引退されている場合は相談は止めた方が良いです。
親の時代は一つの会社で長く勤めあげる方が多く、今と働き方自体が違うためです。
最後に(転職理由が人間関係の場合)
人間関係の転職自体、私は有りと思っています。
そして、人間関係悪化の原因となった人は転職先にはいません。
その為、転職により人間関係を作り直す労力は必要ですがリセットすることが可能です。
ただ、転職は相談すべき人にはちゃんと相談をして決めましょう。
40代の私でさえ、あと10年20年と働く時代が来ています。
会社から何を言われても、辞めるか残るかは自分自身で判断しましょう。