Wi-Fi環境は様々な要因によって遅くなったり早くなったりします。
速度を上げるための方法は色々とありますが、まずは無線LAN機器を新しいものに変更するのが初心者的には一番良いかと思います。
特に光回線を契約した時に、一緒に無線LANカード(SC-40NE)を契約した方は社外品(NECやバッファローのWi-Fiルータ)に交換をお勧めします。
環境にもよりますが、私の家では交換することで数倍の速度が出るようになりました。
今回は無線LANカード(SC-40NE)の交換について記載します。
このような方向け
- 家の無線LAN(Wi-Fi)が遅いと感じている方
- インターネット契約の際に、一緒に無線LANカード(SC-40NE)のレンタル契約も行った方
- 交換におすすめのWi-Fiルータを知りたい方
交換で速度改善する可能性が高い無線LANカードについて
光回線を契約した時、ホームゲートウェイをレンタルしているはずです。
私の持っているホームゲートウェイの型番は「PR-400KI」となっています。
このホームゲートウェイに挿して使用する無線LANカード、型番としては「SC-40NE」を使用している場合は無線機器(Wi-Fiルータ)を別途購入して付け替えることで数倍の通信速度が出る可能性があります。
変更する社外品の無線機器(Wi-Fiルータ)について
おススメのメーカーについて(バッファローやNEC)
ポイント
- バッファローやNEC製のWi-Fiルータがおススメ
種類がありすぎてどれを選べばよいのかが分からないと思います。
メーカー的には、バッファロー、NEC辺りが一番良いと思います。
人気もあり、設定で困ることがあっても、ネット上に情報が多く出ているためです。
と言っても、Wi-Fiルータに同梱されているLANケーブルでつなげるだけですので、難しく考える必要はないです。
おススメのモデルについて(Wi-Fi5か6か)
ポイント
- Wi-Fi5かWi-Fi6か? 安いWi-Fi5で十分です
Wi-Fiにも色々とあり、最新の速度が速い規格はWi-Fi6と呼ばれています。
各メーカーから新しく発売されているハイグレードモデルはWi-Fi6対応が多いですが、一世代前のWi-Fi5でも十分な速度が出ます。
Wi-Fi6は大きなファイルを頻繁にアップロード、ダウンロードしない限りは不要と考えています。
それにWi-Fi6ルータはまだ値段が高く、Wi-Fi6規格に対応したスマホやPCでないと意味が無いです。
逆に、Wi-Fi6に対応しているスマホやPCを持っており、かつ、少しでも速度を求めるならWi-Fi6対応の機種を考慮した方が良いです。
価格差を見ながら、どの程度まで許容ができるかを判断してください。
機種にもよりますが、最新ハイスペックのWi-Fi6機種でない場合は、差額は5000円程度になります。
(NECのWi-Fi6モデル「WX3600HP」と、Wi-Fi5モデル「WG2600HP4」のおおよその差額)
おススメのルータについて(置きやすい小型ルータ)
マンション暮らしなど、設置スペースが限られている場合はWi-Fi5対応のNEC「WG1200HP4」「WG1200HS4」がおススメです。
ポイント
- NEC製WG1200HP4:小さくて場所を取らない
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サイズが突起物を除いて約33(W)×97(D)×146(H)mmとなっており、ルータの中ではかなり小型になっています。
設置するスペースが限られている場合は大きさも選ぶ基準になります。
コピー用紙などのA4サイズが210×297mmなので、4分の1以下の大きさですね。
また、一般的なノート(セミB5サイズ:252mm×179mm)との比較は以下となります。
おススメのルータについて(性能の高いルータ)
大きさや値段よりも性能を重視する場合は、Wi-Fi5対応のNEC「WG2600HS2」「WG2600HP4」がおススメです。
ポイント
- NEC製WG2600HS2:Wi-Fi5規格のハイスペックルータ
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「WG1200HP4」よりもWi-Fiの電波を飛ばすアンテナ本数が多くなっているため、安定したWi-Fi接続が行えます。
また、より回線速度が出る仕様となっており、接続できるWi-Fi機器の台数も多くなっています。
(接続するWi-Fi機器が増えたため、WG1200HP4から買い替えしました)
しかし、「WG1200HP4」と比べると価格が高くなり、サイズも一回り大きいため、存在感が出てきます。
設置するスペースがあり、多少お金をかけてもより良いWi-Fi環境に変えたい場合にはおススメします。
一般的なノート(セミB5サイズ:252mm×179mm)との比較は以下となります。
無線LANカード(SC-40NE)の取り換え方法について
購入した「WG1200HP4」の交換方法について記載します。
基本的には「WG2600HS2」や、その他のどの機種でも同じ方法で交換が可能になります。
1)ホームゲートウェイの電源を外す
ホームゲートウェイ(PR-400KI)の電源を切ります。
電源ボタンが見当たらなかったので、そのままコンセントを抜きました。
2)無線LANカード(SC-40NE)を抜く
ホームゲートウェイの上に刺さっている無線LANカードを抜きます。
そのまま引っ張れば抜けます。
これはレンタル品のため、後で返却が必要になります。そのため、保管はしておきましょう。
3)ホームゲートウェイの電源を入れる
「1)」で抜いたコンセントを刺せば、自動的に起動します。
4)無線機器(Wi-Fiルータ)をブリッジモードにする
NEC製品の場合、横にスイッチがあるため、MODEを「BR」に設定します。
バッファロー製品の場合は、同じように横にスイッチがあるため、「AP」に設定します。
5)ホームゲートウェイと無線機器(Wi-Fiルータ)をLANケーブルで繋げる
ホームゲートウェイの背面にLANポートがあります。
そちらと無線機器(Wi-Fiルータ)の「WAN」と書かれているポートをLANケーブルでつなげます。
(無線機器のLANポートにつないでも通信は可能ですが、一部機能が正しく動作しないようです)
LANケーブルは、必ずWi-Fiルータに同梱されていたものを使います。
LANケーブルにも規格があり、古いLANケーブルを使用していると、速度が出ない可能性があります。
無線機器との接続について(パスワード)
無線機器(Wi-Fiルータ)の裏に、SSID(ネットワーク名)と接続に必要なパスワードが記載されています。
セキュリティ的にはパスワードは変えた方が良いです。
ただ、変更した場合は忘れないようにしてくださいね。
無線LANカードの解約について(重要)
重要
- 解約することで月100円~300円が安くなる
無線LANカード(SC-40NE)はレンタル品となっています。
おそらく、月にNTT西日本エリアだと100円、NTT東日本エリアだと300円程度取られていると思います。
詳しいレンタル料金は明細を確認してください。
返却することで、レンタル終了となり、数百円ですが安くなります。
無線LANカードの解約連絡先
光回線の契約元に電話をして無線LANカードの解約をしてください。
ドコモ光の場合は、ドコモ携帯から「151」もしくは「0120-800-000」へ電話して解約したい旨を伝えます。
無線LANカードの返却方法
解約の連絡より数日後に返却用の封書が届きます。
表面には同封物、裏面にはレンタル品送付の案内が記載されています。
返却の送料は無料で、抜き取った無線LANカード(SC-40NE)を入れて、コンビニなどで発送すれば返却は終了です。
無線機器(Wi-Fiルータ)の設置場所と計測値について
Wi-Fiルータの設置場所で速度は当然変化します。
あくまで参考情報になりますが、設置場所と実際の計測値は以下の通りとなります。
Wi-Fiルータの設置場所
私の家のWi-Fiルータの設置場所と使用しているPCの場所になります。
間取りは一般的な3LDKマンションとなっています。
「PC1」は実感的にもかなり快適になりました。
また、「PC2」は交換前ではWi-Fiの中継器という別の機器を使用しないとWi-Fi圏外となっていましたが、交換後はWi-Fi中継器が無くても接続ができるようになりました。
回線速度計測結果(WG1200HP4)
交換前と後では、「PC1」は約8倍程度の速度が出るようになりました。
契約している回線は1Gとなっており、計測自体は金曜日の夜となっています。
回線速度計測結果(WG2600HS2)
かなり良い速度結果となり、「PC1」は10倍以上の速度が出るようになりました。
こちらも同様に金曜日の夜に計測を行っています。
回線速度の目安(100Mbps以上あれば十分)
回線速度の目安としてよく上げられる値としては以下となります。
回線速度目安
- 10Mbps:ブラウジング、Teams会議(公式記載では4Mbps)
- 30Mbps:高画質動画、Zoom会議
- 100Mbps:オンラインゲーム
価格の高いハイスペックルータと交換すれば、より良い回線速度になると思われます。
しかし、リモートワークや動画を見るくらいの使い方であれば、100Mbps前後の回線速度でも十分です。
まとめ(無線機器の交換で通信速度が数倍早くなった)
ポイント
- 無線機器(Wi-Fiルータ)を変更することで通信速度が数倍になった
無線速度はかなり早くなりました。
ホームゲートウェイを置いている部屋では2倍、離れた部屋では8倍ほど早くなりました。
というか、使っていた無線LANカード(SC-40NE)が古すぎたことが問題だったと考えています。
交換自体はさほど難しくないため、もしも無線LANカード(SC-40NE)をレンタルしていてネットが遅いと思った方は交換を検討した方が良いです。
また、ここで紹介したルータ機器に限った話では無いですが、値段は日々変化します。
そのため、価格comなどで最新の値段を調査してから購入することをおススメします。
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