空白のセルに上の行のセルの情報をコピーしたい。簡単に出来る方法はある?
Excelには多くの関数がありますが、具体的にどのように使うのかが分からないものが多くあります。
ここでは意外と使い勝手の良いindirect関数について記載をします。
INDIRECT関数とは
参照先のセルを関数で指定できる
indirect関数を入力すると次の説明が表示されます
「指定される文字列への参照を返します」
読解が難しいですが、指定したセルの値を返すと考えて問題ないです。
そして、この関数では、セルの指定を関数を使って指定することができます。
具体的な使用方法
INDIRECT("A"&row()-1)等の引数を関数で指定できる
例として以下の様なリストを作成しました。
よくあると思いますが、A3、A4セルはA2(ABC)と同じため、省略されているリストです。
A3,A4セルに「ABC」を、A6,A7セルに「DEF」を入力するためにindirect関数を使用します。
記載する関数は「INDIRECT("A"&row()-1」になります。
1行上の同じ列番号の値を入力する記載です。
「row()」は、行番号を返しますので、そこから「-1」をしています。
(3行目に記載した関数のため、「3-1=2」となり、2行目を指定)
結果として、「INDIRECT(”A2”)」となります。
A列の空白セルに同じ関数を入力することで目的のリストを作成することが可能です。
リストが大きくても、A列を空白でフィルターすれば、簡単にコピー&ペーストで同様のリストを作成が可能です。
その他のExcel関数
使い勝手の良いExcel関数について別記事を書いていますので、よければ参照してください。
初心者向けExcel関数vlookup「一覧から必要な行の情報を抽出」
初心者向けExcel関数sumifs「リスト上の条件に合う数の合計を算出する」
Excelの資格
Excelにも資格があります。
MOS(マクロソフト オフィス スペシャリスト)という資格です。
別記事で紹介していますので、資格取得に興味がある方は参照してみてください。
Excelの資格「MOS(マクロソフト オフィス スペシャリスト)」は色々な仕事に生かせます
まとめ
同じ項目の場合、空白のままにしているリストは多くあると思います。
コピー&ペーストで空白のセルを埋めていけばいいのですが、大量にある場合は結構大変な作業になります。
この関数を知っていれば、簡単にセルが埋まったリストを作成することができるため、覚えておいて損は無いですよ。