今は60歳、もしくはそれ以上に働く必要がある時代ですよね。
管理職になれる人、向いている人もいれば、技術が好きでずっと現場で働きたい人、そもそも管理職に向かない人など様々です。
技術で頑張りたいな、と思う方は、5年後、10年後を考えて可能な限り早い時期でキャリアアップをお勧めします。
では、インフラ系保守運用からのキャリアップで最も一般的な業務は、というと、それは構築業務になります。
このような方向け
- 保守運用の仕事からキャリアアップを考えている方
- 何年くらい働けばキャリアアップは可能か、目安を知りたい方
書いた人の経歴
中小規模のSES企業にて約20年間働いたのち、同じIT業界の派遣(無期雇用)に転職。テストからテスト設計、サーバ系の運用保守から設計まで様々な会社を転々としながら経験を積んできました。SES企業の現実、良い点も悪い点も経験済です。
保守運用からのキャリアアップが構築業務である理由
ポイント
- 保守運用で経験したことを構築業務で活かすことが出来るため
勤めている会社規模にもよりますが構築案件がある場合は積極的に異動を希望しましょう。
構築案件は、サーバを設計したり構築したりするのは当然ですが、構築後の整備も担当することが多いです。
具体的には、運用するためのマニュアル作りです。
運用保守しているなら分かると思いますが、このマニュアルは非常に大事な資料となります。
サーバのスペックや、バッチ処理のスケジュール、バックアップ・リカバリ方法など、運用に必要な情報が記載されています。
運用の経験があるからこそ、何を記載すればいいのかが分かるため、次のキャリアアップが構築業務となるわけです。
保守運用を何年位すればキャリアアップが出来るのか
経験年数の目安
- 明確な年数は無いため、保守運用経験が半年でもチャンスがあれば異動すべき
- 転職をする場合は、1年~5年の保守運用経験があればよい
キャリアップするために保守運用は何年位必要なのか。
正直決まりはなく、社内で構築案件がある場合は異動を希望したほうがいいでしょう。
また、社内で構築案件が無いため保守運用業務ばかりを行っている方も多いと思います。
そのような場合は、保守運用を行っているシステムのスペシャリストになるという手もあります。
しかし、会社に50代の作業者が極端に少ない、ある程度の年齢になると仕事が無い、等の場合は将来のことを考えて構築案件を扱っている会社への転職も考えるべきです。
ちなみに転職を考慮した場合は、構築案件への条件として保守運用業務が1年~5年という会社が多かったです。
勤務先の会社で構築案件が無い場合は
ポイント
- 10年後を想像し、転職も含めて自分自身のキャリアを考えること
勤務先の会社で構築案件が豊富でない場合、構築へのキャリアップを断念し保守運用を続けるのもありかと思います。
AWSやazure等が人気になりつつありますが、まだまだインフラ系運用保守の案件は多くあるためです。
しかし、10年後に今の会社でどのようなポジションに居て(どのようなポジションに居たいか)、どんな仕事をしているのかを想像できない場合は転職も考慮に入れるべきです。
安易な転職はお勧めしませんが、市場調査、今の自分自身の市場価値を知っておくことは必要と考えています。
市場調査、市場価値を知る(転職エージェントへの登録)
ポイント
- 市場調査や自分の市場価値を知りたい場合は、その道のプロフェッショナルに聞く
現在携わっている業種の市場調査や、自分自身のキャリアでどの程度の市場価値があるのかを知るためには転職エージェントへの登録が必須です。
転職エージェントは多くの転職希望者を見てきており、またその道のプロフェッショナルです。
過去の転職者の実績などから、現実的な意見が聞けるはずです。
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さいごに(キャリアアップは早いうちに考えよう)
ITインフラ系保守運用のキャリアップについて記載をしました。
少しでも早い段階で、今後の自身の仕事の仕方について、しっかりと考えてみることが必要です。
5年後10年後の将来のことを考える時間を作ってみてください。