運用保守

初心者向けExcel関数sumifs「リスト上の条件に合う数の合計を算出する」

作業ごとに使用した工数一覧があるけど、特定の作業の合計工数って簡単にだせないかな・・・

IT関連の作業では、特定の作業に使った工数(作業時間)の管理って結構大事ですよね。

毎日の工数をリスト形式で記載しているけど、月末に合計する時に簡単に計算できるような関数があればいいなと考えている方がいれば、sumifs関数を使ってみてください。

「sumifs」関数とは

一覧から条件に一致した値の合計を出す

具体的には以下の様な合計値の計算を行うことができます。

条件「作業A」の工数の合計(2+1+3)を計算しています。

「sumifs」関数の書き方

Excelに関数を記載すると、必要な引数が記載されます

sumifs(合計対象範囲,条件範囲1,条件1,[条件範囲2,条件2],・・・)

各引数は以下を指定しています。

合計対象範囲:工数列の赤枠で囲った範囲

条件範囲1:業務列の緑枠で囲った範囲

条件1:「作業A」のオレンジで囲ったセル

具体的な関数の記載

条件の記載に符号などを使用する場合は「""」で囲むこと

具体的な関数の記載内容です。

「条件1」の記載方法をよく忘れるのですが、イコールを文字列として記載していますので「"」で囲んでいます。

また、B10セルの「作業A」の文字列と等しい場合を条件にしていますので、「&」で接続してB10セルを指定。

文字列だけで記載したい場合は、「”=作業A"」と記載しても大丈夫です。

具体的な関数の記載(複数条件)

条件を複数にすることも可能です。

4/1に実施した「作業A」の合計を算出しています。

時間ごとの工数管理をしている場合は、同じ日に同じ作業が分かれて記載することもあると思います。

検索条件が複数になっても、引数を条件分追加するだけです。

2つ目の条件として日付部分、引数的には「A3:A8,”=”&A11」部分が追加になっています。

その他のExcel関数

その他、使い勝手のよいExcel関数の記事も記載していますので、よければ参照してみてください。

初心者向けExcel関数vlookup「一覧から必要な行の情報を抽出」

初心者向けExcel関数indirect「参照先のセルを関数で指定」

Excelの資格

Excelにも資格があります。
MOS(マクロソフト オフィス スペシャリスト)という資格です。
別記事で紹介していますので、資格取得に興味がある方は参照してみてください。

Excelの資格「MOS(マクロソフト オフィス スペシャリスト)」は色々な仕事に生かせます

まとめ

作業を条件として記載していますが、条件で不等号も当然使えるので、ある数値よりも大きい場合の合計値を算出等、使い勝手は良いと思います。

Excel上で色々な数値の管理をしている方は多いと思いますので、合計値の算出方法に使えそうなら参考にしてみてください。

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