ご存じの方も多いと思いますが、ITエンジニアは残業が多い仕事です。
長く同じ業界で働いているとそれが普通になってきますが、転職活動を行う際には残業が無い、または少ない会社を選ぶべきです。
残業は仕事の内容によって変化し、残業代をあてにしていると想定外に収入が低くなってしまう可能性があるためです。
このような方向け
- 転職活動中のエンジニアの方
- IT業界では残業することが当たり前と思っている方
書いた人の経歴
中小規模のSES企業にて約20年間働いたのち、同じIT業界の派遣(無期雇用)に転職。テストからテスト設計、サーバ系の運用保守から設計まで経験しています。
残業が無い(少ない)企業の探し方
年収モデルで残業時間が明記されている
求人には当然ですが想定年収の記載があります。
この想定年収ですが、金額だけ記載しているものと、残業20時間を含む、等の記載がされている求人があります。
残業時間を明記している求人の方が当然正しい情報を載せているため、信用できる求人と考えられます。
このような企業は残業に対する考え方がしっかりとしている可能性が高いため、残業時間が無いようなスケジュールで仕事ができます。
見込み残業を設定していない
中小のSES企業に多いのですが、見込み残業が記載されている求人は残業が多くなります。
残業をしない場合でも見込み残業分の給料が支払われるため、定時で帰れる場合は得をすると考えてしまいます。
しかし、会社的には平均的に残業が発生することを理解しているため、見込み残業を設定しています。
通常に残業代を払うよりも、少しでも利益を上げるためにです。
その為、見込み残業が設定されている求人は避けるようにしましょう。
残業時間の区切りが短い
残業が何分単位でつけることができるか、が明記されている求人になります。
残業代100%支給などの表現で記載されていることもありますが、1分単位で残業代を支払っている会社もあります。
中小のSES企業などでは、30分単位などもあるため、この単位が短い企業の方が当然残業に対する考え方はしっかりと持っています。
このような会社では残業を減らすような取り組みをしていることが多いため、平均的に残業自体が少ないと考えられます。
残業に対しての考え方
残業代で稼ぐという考え方を止める
基本給が少ないため、残業代で稼ぐという考え方があります。
残業をするという事は、その分、自分のプライベートな時間が削られているという考え方に変えた方が良いです。
また、転職をした場合は、新しい職場で残業が出来ない場合も当然あります。
その為、転職前の会社の残業込みの年収の前後が希望年収として転職活動を行いましょう。
当然、希望年収は残業無し、もしくは月に10時間未満など、ほぼ残業が無い状態の年収を設定すべきです。
定時後のプライベートを充実させる
定時で仕事を終えることで、自分自身の時間を持つことができます。
資格の勉強や、趣味に時間を使うことで、仕事の疲れをとることができ、結果として良いパフォーマンスを出すことができます。
毎日残業で帰って寝るだけ、の生活では仕事も思うように進まないはずです。
仕事が生きがい、という方の場合は問題ないのかもしれませんが、それ以外の方は仕事とプライベートのバランスを転職活動を機会に考えてみても良いと思います。
さいごに(転職をするなら残業の少ない企業を選んだ方が良い)
エンジニアの仕事は残業が多く発生します。
その為、残業が合って当たり前の考え方をしてしまうと、何か問題が発生した場合に深夜や早朝まで仕事をすることになります。
残業は個人というよりは会社からの仕事量によって決まるため、個人の頑張りでは減らしたりすることは難しいでしょう。
そのような場合は、転職活動で別の会社についても残業に関する考え方を知っておいた方が良いです。
転職理由は人それぞれですが、平日に自由な時間が無い、残業が多すぎる場合は、企業探しの際に参考にしてみてください。
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