IT業界に未経験で転職を考えている方は、どのような仕事があるのかをまずは知っておく必要があります。
イメージ的にはアプリなどを作成するプログラマーがあると思いますが、それ以外にも多くの仕事があります。
ここでは、その一部の私が経験した仕事について紹介します。
このような方向け
- IT業界への転職を希望している方
- プログラミング以外の仕事のイメージが無い方
書いた人の経歴
中小規模のSES企業にて約20年間働いたのち、同じIT業界の派遣(無期雇用)に転職。テストからテスト設計、サーバ系の運用保守から設計まで様々な会社を転々としながら経験を積んできました。
IT業界の仕事紹介(私が経験した仕事のみ)
会社の規模や業務内容によって、多くの種類の仕事がITエンジニアとしてあります。
ここでは、私が経験した仕事について紹介をします。
記載する仕事内容は一部分だけであり、会社によっては異なる場合もあるため、IT業界の仕事にはこんなのもあるのか、という参考にしてください。
プログラマー
一般的なIT業界のイメージにある仕事内容です。
プログラム設計書を基に、仕様通りの処理を行うプログラムを作成していきます。
言語は多岐にわたり、似ている言語もあれば、全く異なる言語もあるため、プログラマーとして活躍したい場合は、希望の仕事内容にあった言語を勉強する必要があります。
テスター、テスト設計者
製品やアプリが仕様通りに動作するかを確認する仕事です。
テスト設計は、製品やアプリを作る上で基準となる仕様書や設計書を読み解いてテストパターンを考える必要があります。
テスト手法も色々とあるため、精度の高いテスト設計を行うためにはある程度の勉強も必要になります。
テスト設計書を基に作成されたテストを実施するのがテスターで、実施だけなら初心者でも実施が可能です。
不具合が見つかった時のチケット起票や、不具合の発生率、発生傾向などの分析を行う場合もあります。
運用(ハードウェア/ソフトウェア/ネットワーク/セキュリティなど)
システムが仕様通りに稼働させる仕事です。
ユーザーからの問合せ、障害の対応、セキュリティパッチの適用などがあります。
監視だけを行う担当から、障害が発生した時の対応や調査、報告資料の作成する担当まで同じ運用でも作業レベルに幅があります。
運用チームの作業者の立場だと、定常的な作業が多く初心者でも対応は可能です。
しかし、管理者の立場になると、運用報告書の作成や、障害対応の為の別運用チームとの調整などを行う必要があります。
保守
システムの変更を行う仕事です。
アプリケーションのメジャーアップデート、ソフトウェアの切り替え、障害の恒久対応などがあります。
運用よりもシステムの理解度が高い必要があります。
システムによっては、運用と保守が同じ体制となっている場合があります。
開発(要件定義/基本・詳細設計)
新しいシステムの構築、OSバージョンアップなどによるシステムの再構築などを行う仕事です。
要件定義や基本設計・詳細設計などの資料作成から、実際のシステム構築を行います。
システムによっては運用設計など、運用の担当者が参照するための運用手順書を作成します。
幅広い知識と、設計書を記載するための文章力、また必要な要件を聞き出すコミュニケーション能力が必要になります。
さいごに(IT業界には幅広い仕事内容がある)
記載した仕事内容はほんの一部分で、その他の仕事も多くあります。
漠然とIT業界への転職を考えている方は、どのような仕事をしたいのかを明確にしてから転職活動を行ってください。
そうしないと、プログラムをしたかったのに、入ってみると全く違う仕事にまわされた等がありますので。