仕事をしていく上で、一人で仕事をしていない限りどんな業界でも報告・連絡・相談は必要です。
しかし、上司が怒りっぽい人や話しかけにくい人の場合は躊躇してしまいます。
上司に対して恐怖心があれば、それ以上に報告が出来なくなります。
人は簡単には変われないため、上司の性格が劇的に変わることは無いです。
その為、解決方法としては問題の上司から離れることが一番となります。
このような方向け
- 上司が怖くて報告ができない方
- 報告や連絡が出来ずに仕事に支障が出ている方
書いた人の経歴
中小規模のSES企業にて約20年間働いたのち、同じIT業界の派遣(無期雇用)に転職。テストからテスト設計、サーバ系の運用保守から設計まで様々な会社を転々としながら経験を積んできました。SES企業の現実、良い点も悪い点も経験済です。
報告できない問題を解決する方法
上司を怖いと感じるきっかけがあるはずです。
話し方であったり、見た目、また仕事でミスをしてしまいひどく叱責されたなど。
見た目も、人への注意の仕方であっても、それは上司の性格です。
上司としても今までそうやって仕事をしてきたのに、いきなり変われと言われても無理だということは分かるはずです。
解決方法として一般的には以下が上がられますが、実際には一つだけだけだと考えています。
解決方法
- 自分自身の考え方を変える⇒【難易度が高い】
- 上司から離れる異動をする⇒【現実的】
自分自身の考え方を変える⇒【難易度が高い】
上司が変わらないなら自分自身が変わるしか無いです。
恐怖心を持つようになった理由を分析して、自分自身で解決するということです。
仕事上では色々な方と関わるため、このような解決方法が出来れば一番良いです。
しかし、現時点でこのような問題をかかえていると、冷静に分析して実行することは難しいです。
疲れて帰ってきた後に、怖い上司のことを考えて、どんな対策をすればいいか、なんて考えることは出来ないと思います。
また、上司が変われないのと同様に自分自身もそんなに簡単に変われるものでは無いです。
上司から離れる異動をする⇒【現実的】
現実的な方法としては、上司から離れることです。
仕事をチーム単位でしている場合は、別のチームへの異動、ほかの部署への異動などです。
SES企業などで客先常駐している場合は、別の常駐先への異動です。
異動が決まれば、それまでの期間頑張ればいいです。
ゴールがあると、人は意外と頑張れます。
異動のデメリットとしては、会社内の評価が落ちてしまい、給与などに影響をする可能性があることです。
そのことも理解して判断をした方が良いです。
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最も大きな問題(自身のキャリアの無駄になる)
報告が出来ない、仕事に支障が出ていることの最も大きな問題としては、自身の評価が下がることです。
社内評価を決める評価付けは誰がしていますか。
当然、上司がその上の上司、課長や部長に報告しているはずです。
上司から見れば、報告もしない、仕事のパフォーマンスも悪い人を評価しないです。
異動により社内評価が落ちると記載しましたが、残ったとしても問題が解決しない限り結果は同じになる可能性が高いです。
上司側の問題である場合も多い
人に報告できないくらいに恐怖感を与えている上司側に問題があることも多いです。
傾向としては以下の様な人が該当します。
報告しにくい人の傾向
- 話しかけにくい雰囲気を出している人
- 相手の話を理解しようとしない人
- 感情の起伏が激しい人
話しかけにくい雰囲気を出している人
常に忙しく、余裕が無い人です。
仕事が多いのは立場的にも仕方がないことですが、部下の管理も仕事の一部です。
仕事は出来るが、人を管理する、人に仕事を振ることが出来ない、技術者的な人がこのようなタイプです。
相手の話を理解しようとしない人
報告や相談しても、途中で話を遮ったり、何いってるの?という回答をする人です。
説明の仕方は人それぞれですが、自分の理解できる説明をしないと納得しないタイプです。
当然、報告する側も、分かりやすいように情報を整理することが必要ですが、報告のたびにこのような対応をされるとやる気が無くなるだけです。
感情の起伏が激しい人
すぐに怒るミスを許さない人です。
進捗に遅れが出た、仕事でミスがあったなどの報告のたびに怒る人です。
悪ければ悪い程、報告は早めにした方が良いのですが、報告がし難い、対策を考えてから報告するなど報告自体が遅くなってしまう事が起きてしまいます。
管理者向けの研修を取り入れている会社もある
「アンガーマネジメント」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
怒りの感情を上手くコントロールする手法です。
このアンガーマネジメントは一つの例なのですが、仕事を円滑に行うための管理者向けの研修を行っている会社もあります。
大企業だけでなく、中小企業でもこのような研修は導入されつつあるようです。
このような研修がもっと一般的になってほしいと思います。
さいごに(恐怖心のある上司から離れよう)
上司への恐怖心を改善できるならそれが一番いいです。
しかし実際に改善できたとしても、そのような上司の下で一緒に働きたいと思いますか。
そう考えると、現実的な方法としては、異動することが一番だと考えています。
もしも異動ができて、離れることが出来れば覚えておいてほしいことがあります。
何年か経てば、自分自身も上司となり部下と持つようになります。
その立場になった時、部下が同じような気持ちにならないような接し方をしてください。
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